現地対応者向けMX交換マニュアル 現地対応者の方向けに詳細な手順について以下に説明させていただきます。 こちらの手順については参考であり、環境ごとに適切な手順書をご用意いただくことを推奨します。 なお、このマニュアルでは同じモデルでの交換を想定しております。 別モデルでの交換の場合、ポートアサインが異なるため、交換の前後で接続ポートを変わることが想定されます。 MX Cold Swap - Replacing an Existing MX with a Different MX - Cisco Meraki Documentation https://documentation.meraki.com/MX/Other_Topics/MX_Cold_Swap_Replacing_an_Existing_MX_with_a_Different_MX MXは、プライマリ MX が事前に構成されたオンラインのセカンダリ MX にスムーズにフェイルオーバーする ウォームスペア を設定できますが、これは事前にセカンダリをスペアに設定されていない状態でプライマリ MX が故障した場合や、ネットワークで異なるモデルの MX にアップグレードする場合、ネットワーク管理者は「コールドスワップ」を実行する必要があります。 お客様のダッシュボードに故障機(既存機)がネットワークに登録されている状況から、 必要な作業として、以下のステップに従い交換作業をください。 交換手順 1,代替機をオーガナイゼーションに登録 オーガナイゼーション>インベントリ ページより、「申請」から新しいデバイスのシリアルナンバーを入力し、インベントリに追加します。 2,故障機のMXをネットワークから削除 まず最初に、ネットワーク上で登録されている既存機を一度削除する必要があります。 セキュリティ&アプライアンス>アプライアンスステータス ページにて、「ネットワークからアプライアンスを削除…」をクリックし、既存のデバイスをネットワークから削除します。 これにより、ネットワーク上から不要なデバイスを取り除き、新しい機器を登録するためのスペースを確保します。 ※ネットワーク上で稼働可能なMXは1台のみであるため 3,代替機のMXをネットワークに登録 故障機が削除された後、代替機のMXをネットワークに新たに登録します。 オーガナイゼーション>インベントリ ページより、登録したいデバイスのチェックボックスにチェックを入れ、左上の「追加…」からネットワークを選択し追加します。 これにより、代替機がネットワーク上で正しく認識され、使用可能な状態になります。 4,PPPoEを使用したIP構成の設定 ※DHCP IPアドレス取得の場合はStep 5にスキップください MXに電源ケーブルを接続し、ステータスLEDがオレンジ色になったことを確認してから、事前設定を行います。 ※この時点ではケーブルは交換しないでください お客様の既存のMXはPPPoEを使用しているため、ローカルステータスページにアクセスし、 ConfigurationタブからISP(プロバイダー)から提供されているPPPoE認証用の「ユーザー名」と「パスワード」を、設定することが必要です。 ※回線に変更がない場合には、使用する認証情報は既存のMXに設定されている内容と同じものを使用します。 電源が投入されたMXに作業用のPCを直接接続し、インターネットブラウザから http://mx.meraki.com または http://wired.meraki.com にアクセスすることでローカルステータスを開くことができます。 ※ローカルステータスページはMerakiダッシュボードではなく、Meraki機器内部に存在する構成用GUIです Configurationタブを開く際に、ログイン情報を求められます。 その際のログイン情報は、工場出荷状態である場合、ユーザ名は機器のシリアル番号、パスワードは空欄です。 ※PPPoE認証のユーザ名とパスワードと混同しないようにご注意ください ISP(プロバイダー)から提供されているPPPoE認証用の「ユーザー名」と「パスワード」を、設定しSaveすることで 交換用MXのインターネット接続の準備が完了します。 ※固定IPアドレスも同等の作業手順となり、差異としては構成内容がPPPoEから固定IPアドレスに変わるのみです。 5,設定完了後の物理的接続 設定がすべて完了したら、物理的に既存のMXから交換用MXにケーブルの差し替えをします。 既存のMXに接続されているケーブルを全て、交換機のMXに差し替えます。 この段階で、すべてのケーブル接続が正しく行われていることを確認することが重要です。 物理接続後にMXのステータスLEDが白色に点灯するまでお待ちください。 ※工場出荷状態のファームウェアからネットワーク上で構成されているファームウェアにアップグレードが自動的行われます。 ダウンロードにかかる時間がほとんどですが、完了まで10分〜15分程度かかります。 6,オンライン状態の確認 最後に、すべての設定と接続が完了した後、ダッシュボード上でMXがオンラインになっているか確認します。 オンラインになっていれば、問題なく作業が完了したことになります。 その後、業務用の通信が可能かどうかテストを行い、問題なく動作するかどうか確認をいただますと幸いでございます。 7,故障機の返送 (RMAの場合) 交換品に同梱されている手順書に沿って、同梱されている返送用伝票を使用して30日以内にご返送をください。 関連するドキュメント MXのコールドスワップでご参考にいただける写真付きマニュアルの用意がございますので、下記のドキュメントもご参考にいただけますと幸いでございます。 MX コールドスワップ - 既存の MX を別の MX に交換する方法 - Cisco Meraki Documentation https://documentation.meraki.com/MX/Other_Topics/MX_Cold_Swap_Replacing_an_Existing_MX_with_a_Different_MX_jp また、ローカルステータスページのアクセス方法については下記のドキュメントにマニュアルの用意がございます。 Using the Cisco Meraki Device Local Status Page - Cisco Meraki Documentation https://documentation.meraki.com/General_Administration/Tools_and_Troubleshooting/Using_the_Cisco_Meraki_Device_Local_Status_Page
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