はじめに
このコミュニティ記事は、共同終了(Co-term)ライセンス形態を利用されている、システム管理者に向けた、
ライセンス管理および、操作、更新に関するガイドです。
基本的な部分をまとめた内容ですので、詳細な説明が必要な場合にはドキュメンテーションをご参照ください。
ライセンスの消費開始日について
共同終了ライセンスの場合、ライセンスの消費開始日はライセンスがCiscoからメールにて発送された日からです。
ライセンスをご購入されますと、Ciscoからメールにてライセンスキーの発送通知が届きます。
無駄にライセンスが消費されてしまう前に、ライセンスキーの通知メールが届き次第、
なるべく早くオーガナイゼーションに登録することを推奨しております。
ライセンスをご購入されただけではライセンスは登録されません。
必ず、ダッシュボードからライセンスの登録をお願いいたします。
※登録されず無駄に消費されてしまった分については、補填はできかねますのでご了承ください。
共同終了ライセンス形態でのライセンス登録操作について
オーガナイゼーション > 設定 > ライセンス情報 ページから、Add another license(別のライセンスを追加) リンクをクリックすると、管理者はオーガナイゼーションにライセンスを追加できます。
この後の操作は「新たに機器を追加新設される場合」と、「ライセンスを更新される場合」で操作が異なります。
・新たに機器を追加新設される場合
License more devices(デバイスライセンスの追加)を選択します。
追加するライセンスキーは追加するデバイスと同じ数量必要です。
なお、追加済みのライセンス数に余剰がある場合は不足分の追加で問題ありません。
・オーガナイゼーションのライセンスを更新する場合
Renew my Dashboard license(ダッシュボードのライセンスの更新)を選択します。
この時、注意いただきたいこととしては、更新する際に購入するライセンスの数量は、
ライセンス情報ページの「ライセンス数」ではなく実際に利用している「現在のデバイス数」であることです。
ライセンスの更新には現在稼働しているデバイスと同じモデルで同じ数量のライセンスをご購入いただく必要がございます。
注意!
誤って、License more devices(デバイスライセンスの追加)を選択して登録をしますと、
従来のライセンス数と更新分のライセンス数の合算でライセンスを按分するため、想定よりも短いライセンス期間となります。
例)10個の1Year ライセンスで10台のデバイスを稼働しているオーガナイゼーションのライセンスが期限が近いため、更新しなければならない。
しかし、誤って、新たに購入した10個の1Year ライセンスをLicense more devices(デバイスライセンスの追加)で登録してしまった。
→この場合、新たに購入した10個の1Yearライセンスを20台で按分することになり、約半年しか期間が伸びません。
ライセンスの取り消し
誤って追加してしまった場合には、ライセンス履歴から赤いロールバックマークで表示されている
「ライセンスの取り消しボタン」の操作を行うことで復旧できます。
ライセンス登録取り消しボタンが有効になるのは、ライセンスが適用されてから7日の間です。
ライセンス登録後のライセンス期間が想定と相違がないか必ずご確認をください。
元のライセンスキーを無効化し、同じ内容のライセンスキーを新たに発行するという動作をします。
取り消し実行時に、新たに発行されたライセンスキーが表示されますので、そちらのメモなどに控えてください。
なお、取り消し時に表示される新たに発行されたライセンスキーを見落としてしまった場合には、
オーガナイゼーション>変更ログ のページにてから改めて確認することができます。
ライセンスの按分のメカニズム
共同終了ライセンスの仕様上、ライセンス期間はライセンス数で按分されております。
Co-Term は1つオーガナイゼーションで利用できるデバイスの上限を、ライセンス数によって決定するだけなので
デバイスを消す = 上限が減る とはならず、上限にあわせて有効期限が設定されます。
また、それぞれのモデルとライセンスには、それぞれの金額に基づいた価値が付けられています。
その価値に伴って按分されるウェイトも異なるため、最も価値の低いMR ENTライセンスを1つ追加しても、1日程度しか伸びないということがあります。
その他、参考となるドキュメントやツール
ライセンス更新時、あるいは追加時にどの程度のライセンス期間が見込まれるのか計算することができます。
下記のドキュメントよりライセンス計算機をご活用ください。
Using the License Calculator - Cisco Meraki
オーガナイゼーション間でライセンスを移動したい場合には下記のマニュアルが参考になります。