現地対応者向けMR(CW9k)交換マニュアル
現地対応者の方向けに詳細な手順について以下に説明させていただきます。
こちらの手順については参考であり、環境ごとに適切な手順書をご用意いただくことを推奨します。
※CW9kはMeraki モードを想定しています
ローカルステータスページの設定とタグは代替機に自動で引き継がれないため、交換後の手動設定が必要となる点にご注意ください。
MRの交換手順は、ローカルステータスページでの設定内容の有無によって変化し、
特に、ローカルステータスページで行われる設定としてはHTTP CONNECTや固定IPアドレス設定などがあります。
HTTP CONNECT Proxy Support on MR Access Points
ローカルステータスページの設定の有無を考慮し、事前に環境に合わせた交換手順を用意することでMeraki MRの交換がスムーズに行えますため、こちらの手順を参考に独自で手順書を作成いただくことを推奨しております。
交換手順
1. 故障機をダッシュボードから削除
Merakiダッシュボードにログインし、故障機をネットワークから削除します。これにより故障機の管理が解除されます。
・対象のネットワークを選択し、[Wireless] > [Access points] を開きます。
・故障したMRをページのリストから選択し、[Remove from network] または [Delete] を実行します。
ダッシュボードネットワークへのデバイス追加・削除
インベントリページの利用方法(デバイス管理)
2. 交換機をネットワークに登録
新しいMRのシリアル番号(Cloud ID)を準備します(本体裏面や箱に記載)。
ダッシュボードのネットワーク全体>デバイス追加 ページから、交換機のシリアル番号(Cloud ID)を入力しネットワークに追加します。
追加されたMRが上記のアクセスポイントリストに表示されていることを確認します。
3. 必要に応じて設定を実施(ホスト名、IP、タグなど)
追加したMRを選択し、Device details画面で以下を設定します。
・ホスト名(Name)
・静的IPアドレス(必要に応じて。DHCP利用の場合は不要)
・タグやロケーション情報など
必要に応じて、RFプロファイルやSSIDの割り当てなど他の設定も実施します。
SSIDなどのネットワーク全体での設定についてはMR間で共通設定のため、個別の設定は不要です。
個別にタグ設定を行っている場合は、交換機にタグを付け替える必要があります。
4. 交換機と故障機を物理的に交換
故障機のLANケーブルや電源ケーブルを抜きます。
新しいMRを同じ場所に設置し、LAN・電源ケーブルを接続します。
MRがネットワークに接続され、ダッシュボード上でオンラインになることを確認します。
設置環境にDHCPサーバーがない場合には、MRにIPアドレスを持たせるために、ローカルステータスページより固定IPアドレスの設定する必要があります。
※IPアドレスを持たない場合、MRはオフラインとなるか、周囲にブリッジとなれるMRが存在すればリピーターとして動作するようになります
ローカルステータスページへのアクセス方法や利用可能な設定オプションについては下記のドキュメントをご参考にください。
MRのローカルステータスページのアクセス方法
注意:ローカルステータスページでの設定に際しては、設定を保存される前に全ての設定が想定された設定になっているかどうかにご注意ください。
関連するドキュメント
それぞれの詳細に関しては、下記KBに記載ございますのでご参照いただければと存じます。
- オーガナイゼーション インベントリの使用方法
- ダッシュボードのネットワークに対するデバイスの追加と削除
- Cisco Merakiアクセス ポイントへのスタティックIP割り当て
- Using Tags to Manage MR Access Points - Cisco Meraki Documentation