MX / MS を用いたL3 ルーティングの設定例

ykasamat
Meraki Go Team

本記事でが、MX 及びMS が存在する構成において、MS でL3 ルーティングを有効にする構成について、

紹介させて頂きます。

* あくまで、一つの構成例となりますので、予めご了承ください。

 

// 構成 //

 

ykasamat_0-1692934130024.png

 

// 本トポロジーにおける前提 //

・MX とMS 間は、Transit VLAN (今回は、VLAN 50) で設定 

・MS はL3 Routing が可能なモデル (サポートしているモデルの確認はこちらから)

・MS でDHCP Server を有効

・Client は、VLAN 100 に属する

 

// MX 側の設定 //

・VLAN の作成

セキュリティ&SD-WAN>アドレス&VLAN> ルーティング> サブネット> VLAN 追加

ykasamat_1-1692937471478.png

 

・MS と接続しているポートの設定変更

セキュリティ&SD-WAN>アドレス&VLAN> ルーティング> ポート単位のVLAN設定> 接続ポートをクリック

ykasamat_2-1692937554515.png

 

・スタティックルートの設定

セキュリティ&SD-WAN>アドレス&VLAN> ルーティング> スタティックルート> スタティックルートを追加

* サブネット: クライアントが属するVLAN のサブネット

  ネクストホップ: MS のTransit VLAN に属するインターフェイスのIP 

ykasamat_3-1692937754130.png

 

// MS 側の設定 //

・VLAN Interface の作成 (Transit VLAN 50)

スイッチ> ルーティング&DHCP > インターフェイスの作成

* デフォルトゲートウェイは、MX のIP に設定

  Transit VLAN 作成後、自動で生成されるデフォルトルートがMX のIP になっているかを確認

 

ykasamat_4-1692938211345.png

 

・VLAN Interface の作成 (Client VLAN 100)

スイッチ> ルーティング&DHCP> インターフェイス> 追加

* VLAN 100 では、DHCP を有効にする必要がある

 

ykasamat_5-1692938472487.png

 

・クライアントが接続するポートの設定変更

スイッチ> スイッチ> 対象スイッチを選択> 任意のポートのアイコンをクリック> 設定

 

ykasamat_6-1692938754798.png

ykasamat_7-1692938796408.png

 

//参考URL//

MX and MS Basic Recommended Layer 3 Topology

1 コメント
doritosu23
New here

こんにちわ。

 

質問ですが、VLAN100のインターフェースのDHCPサーバーとする理由は何でしょうか。

もしL3配下にもう一つセグメント(Vlan)を作った場合、その2つ目のVLANインターフェースでもDHCPサーバーを有効にする必要があるのでしょうか。

クライアント端末(PC)のIPアドレスをスタティックに設定している場合は無効で問題ありませんか?

 

Welcome to the Meraki Community!
To start contributing, simply sign in with your Cisco account. If you don't yet have a Cisco account, you can sign up.
ラベル