Proxy 環境での注意事項

ykasamat
Meraki Go Team

本記事では、Proxy 環境でMeraki 製品を使用する際の設定方法や注意事項についてご紹介します。

 

// 使用例 //

Meraki 製品では、クラウドとの通信(Management Traffic) にUDP 7351 を用います。

しかし、一部の環境ではUDP を上位の機器でブロックしており、Proxy サーバー経由で通信しなければならない場合があるかと思います。

その際に、バックアップ通信として、Management Traffic をTCPを用いて送信する事が可能です。

 

// 設定方法 //

1. 機器のLocal Status Page にアクセスして下さい。

2. 'Configure' タブに移行して下さい。

3. 画面下部にある'Web proxy' の設定を'Yes' に変更して、各設定を実施して下さい。

 

Screen Shot 2020-03-19 at 2.44.25 PM.png

 

* Local Status Page にログイン方法はこちらをご参照下さい。

 

// 注意事項 //

・クラウドサーバーとの通信にUDP 7351 を用いていないため、機器のステータス画面に以下の様なエラーメッセージが表示されます。

 

Screen Shot 2020-03-19 at 2.58.18 PM.png

 

・UDP よりTCP 通信の方が時間を要するため、以下の機能が失敗または遅延する事があります。

 

 * 設定のダウンロード

 * Live Tool 

 * ファームウェアダウンロード

 * Meraki 認証

 

・モデルや稼働しているファームウェアによって、サポート可否がございます。

 以下の組み合わせでは、Proxy 機能をサポートしておりませんので、ご留意いただければと存じます。

 

- MR : Wi-Fi6 対応のMR かつMR28.x/MR29.x

- MS : MS15.x 以降

- MX : MX16.x 以降

 

* MR30.x 以降については、HTTP CONNECT Proxy がサポートされております。

  詳細は、こちらのURL をご参照頂ければと存じます。

 

参考URL: Upstream Firewall Rules for Cloud Connectivity

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