🧭 概要
本記事では、Merakiデバイスのローカルステータスページ(Local Status Page)の[Configure]タブへアクセスする際に必要な認証情報の仕様と設定方法に関して概説します。
2025年8月以降でパスワード仕様が変更され、より厳格な認証方式が適用される点にご注意ください。
 
❓ よくあるお問い合わせ
本記事をご参照いただくことで下記のような問題の解決につながります。
- ローカルステータスページでのユーザー名/パスワードが分からない
 - [Configure]タブにアクセスができない
 - 以前の認証情報が使えなくなった
 - 「表示」ボタンを押しても設定済みパスワードが見えない
 
 
🛠 デフォルトの認証情報
以下では、ローカルステータスページへのアクセス時に使用される認証情報の仕様について、バージョンや状態ごとに説明します。

 
従来仕様:初期状態(ダッシュボード接続なし)の場合
新仕様ファームウェア以外で稼働するすべてのデバイスでは以下の認証情報が適用されています。
ユーザー名:デバイスのシリアル番号(大文字・ハイフンあり) 
パスワード:なし
 
新仕様:最新ファームウェアバージョンにおける初期状態の場合
下記ファームウェアバージョンで稼働するデバイスでは、デフォルトの認証情報が変更されています。
- MR:MR32/MR31.1以降
 - MX:MX19以降
 - MS/Catalyst:MS/CS17 または IOS-XE17.15以降
 - MG:4.1.1 以降
 
ユーザー名:admin 
パスワード:デバイスのシリアル番号(大文字・ハイフンあり)
 
新仕様:Meraki Cloud接続後の仕様(2025年8月以降)
Meraki ダッシュボードに一度でも接続し、かつネットワークで明示的に認証情報を設定していない場合、以下認証方式に自動的に切り替わります。
ユーザー名:admin 
パスワード:ランダムな14桁の文字列
 ⚠️ こちらのパスワードはサポート側でも確認をすることはできません。
  そのため必要に応じて、ダッシュボード管理者が任意の認証情報に変更してください。
 
🔄 認証情報の変更方法
- Meraki ダッシュボードにログイン
 - 「ネットワーク全体 > 一般 > 機器設定 >ローカルの認証情報」へ移動
 - 任意の認証情報を入力して[パスワードを更新する]をクリック
 

 ⚠️[表示] ボタンは、入力中の文字列を確認する機能で、設定済みパスワードは表示しません。 
 
✅パスワード要件
 ① 14文字以上
 ② 以下をすべて1文字以上含むこと
- 数字
 - 大文字
 - 小文字
 - 記号(ASCII 記号のみ対応、例:!"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[]\^_{}|~`など)
 
 
 要件を満たしていない場合、設定保存時にエラーが出力されます。
  
 
🧠 補足・Tips
- 設定したパスワードはハッシュ化されて保存されるため、サポートでも確認はできません。
 - 2025年8月1日以前に設定された認証情報はそのまま維持されますが、更新時には新しいルールが適用されます。
 - パスワードを忘れないよう、パスワードマネージャー等の使用を推奨します。
 
 
🔗 参考リンク
・デバイスのローカルステータスページについて