ベータ版 - ダッシュボード に Endpoint Agent Monitoring (ThousandEyes) が登場

Matt8
Meraki Employee


今回は、Meraki ダッシュボードに新たに追加された Endpoint Agent Monitoring 機能をご紹介します。

この機能は、Cisco ThousandEyes のエンドポイントエージェントを Meraki ダッシュボードから一元的に展開・管理できるようにするもので、リモートワーカーを含むユーザー体験の可視化とトラブルシューティングを大幅に効率化します。

Endpoint Agent Monitoring とは?

 

Endpoint Agent Monitoring は、エンドユーザー端末にインストールされた ThousandEyes Endpoint Agent から収集したデータを活用し、

  • アプリケーションまでの経路を含めたエンドツーエンドの可視化
  • ユーザーの体感品質に基づくトラブルシューティング
  • リモートワーカーを含む全社的なユーザー体験の分析


を可能にする機能です。

 

 

 

 

ユースケース

 

Endpoint Agent Monitoring を利用すると、例えば次のようなシナリオで力を発揮します。

  • 「特定拠点のユーザーだけ Webex 会議の品質が悪い。」
  • 「在宅勤務ユーザーから、SaaS アプリケーションが“遅い”という問い合わせが多い。」
  • 「Wi-Fi・WAN・インターネット・SaaS のどこにボトルネックがあるのか切り分けたい。」

 

エージェントは、以下のような情報を収集・可視化します。

  • ネットワークパフォーマンス(遅延、ロス、ジッタなど)
  • HTTP / DNS / ネットワークテスト結果
  • Webex などのアプリケーション向けの動的テスト結果
  • 端末視点の経路情報(どの区間で問題が発生しているか)

 

 

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Meraki ダッシュボードから連携

 

Endpoint Agent Monitoring の詳細な設定手順は、ドキュメントに記載されていますが、ここでは大まかな流れのみご紹介します。

  1. 前提条件(ライセンスやOSなど)の確認

  2. Meraki ダッシュボードで Endpoint Agent Monitoring を有効化
    - 「新機能を試す」から有効化
    - 「Connect ThousandEyes」よりThousandEyesアカウントの連携

  3. ThousandEyes Endpoint Agent を各端末にインストール 

  4. テストおよびモニタリングの設定

 

 

 

導入のメリット

 

Endpoint Agent Monitoring は、Meraki と ThousandEyes を組み合わせることで、「ユーザー体験の見える化」「問題箇所の切り分け」を一段と進めるための新機能です。

  • ユーザーからの「遅い」「つながらない」に、より根拠を持って対応したい。
  • ネットワーク・アプリケーション・端末のどこに原因があるのかを、客観的に示したい。

 

といったニーズをお持ちの方に、ぜひ一度お試しいただければ幸いです。

 

📄参考ドキュメント:
Endpoint Agent Monitoring with ThousandEyes Configuration Guide(英語)