本記事では、Proxy 環境でMeraki 製品を使用する際の設定方法や注意事項についてご紹介します。
// 使用例 //
Meraki 製品では、クラウドとの通信(Management Traffic) にUDP 7351 を用います。
しかし、一部の環境ではUDP を上位の機器でブロックしており、Proxy サーバー経由で通信しなければならない場合があるかと思います。
その際に、バックアップ通信として、Management Traffic をTCPを用いて送信する事が可能です。
// 設定方法 //
1. 機器のLocal Status Page にアクセスして下さい。
2. 'Configure' タブに移行して下さい。
3. 画面下部にある'Web proxy' の設定を'Yes' に変更して、各設定を実施して下さい。
* Local Status Page にログイン方法はこちらをご参照下さい。
// 注意事項 //
・クラウドサーバーとの通信にUDP 7351 を用いていないため、機器のステータス画面に以下の様なエラーメッセージが表示されます。
・UDP よりTCP 通信の方が時間を要するため、以下の機能が失敗または遅延する事があります。
* 設定のダウンロード
* Live Tool
* ファームウェアダウンロード
* Meraki 認証
・モデルや稼働しているファームウェアによって、サポート可否がございます。
以下の組み合わせでは、Proxy 機能をサポートしておりませんので、ご留意いただければと存じます。
- MR : Wi-Fi6 対応のMR かつMR28.x/MR29.x
- MS : MS15.x 以降
- MX : MX16.x 以降
* MR30.x 以降については、HTTP CONNECT Proxy がサポートされております。
詳細は、こちらのURL をご参照頂ければと存じます。
参考URL: Upstream Firewall Rules for Cloud Connectivity