本記事ではMAC Flap Detection機能の検出条件及び、実際にL2ループが発生したいない場合においても
本MAC address flappingログが記録される例をご紹介させていただきます。
■MAC Flap Detectionとは?
MAC Flap Detection機能はMAC address forwarding tableを通じて、
短時間で同一のMACアドレスが複数のポートにて検出された際、その情報をイベントログに記録し、
潜在的なループを防ぐための機能となります。
■MAC Flappingと判断する基準
「同一のMACアドレスが、10秒以内に、異なる2つ以上のポートにて、3回以上検出された際」
■サポートモデル及びバージョン
サポートモデル
MS130/MS120/MS210/MS225/MS250/MS350/MS355/*MS390/MS410/MS420/MS425/MS450
サポートバージョン
MS12.8以降
*MS390の場合は、MS15.14+よりサポートしております。
■ 一般的にMAC address flappingがイベントログに記録される例
①スイッチの1番ポートにPC(MAC AA:AA:AA:AA:AA:AA)が接続されている。
②L2 ループ発生によりPC(MAC AA:AA:AA:AA:AA:AA)のMACアドレスが短時間で、ポート2,3でも検知される。
③MSはForwarding table情報を参考し、イベントログに下記のMAC address flappingが記録する。
■頻繁なローミングによるMAC address flappingイベントログ記録例
①AP1に接続されていたPCが短時間でAP2,3へローミングを行う場合
②AP1に接続されていたPCが短時間で、AP2へローミングし再度AP1にローミングする場合
■参考URL
Loop and MAC Flap Detection on MS - Cisco Meraki
https://documentation.meraki.com/MS/Monitoring_and_Reporting/Loop_and_MAC_Flap_Detection_on_MS