本記事では自動ファームウェアアップグレードについてご紹介させていただきます。
■自動ファームウェアアップグレードとは?
Merakiでは安定したサービスを提供するために、Firmware Upgradeのスケジュールを登録する場合がございます。
MerakiによるFirmware Upgradeのスケジュールは、スケジュールされている日より1~2週間前には管理者へメール及びDasboardのバナーより通知されるようになります。
またMerakiより設定されたスケジュールは、都合に応じて延期することも可能です。
■通知メールサンプル
件名:Scheduled maintenance for network "test - appliance" in organization My Home NW
本文:以下の添付をご参照ください。
![On September 22, 2021, between 100 AM and 300 AM JST, the appliances in the network.png On September 22, 2021, between 100 AM and 300 AM JST, the appliances in the network.png](/t5/image/serverpage/image-id/20482i8DFCD99D4DF52626/image-dimensions/590x373?v=v2)
また自動ファームウェアアップグレードにつきましては、以下のいくつかの特徴がございます。
■現在ネットワークのFirmwareタイプに応じた自動スケジュール。
現在ネットワークで設定しているファームウェアのタイプ(安定版、安定版候補、Beta)に応じて、スケジュールされるファームウェアも異なります。
例えば、現在ネットワークのファームウェアが安定版(Stable)が設定されている場合には、
新たな安定版(Stable)バージョンがリリースされる場合に限り、安定版(Stable)のファームウェアがスケジュールされるようになります。
※ただ、安定版候補の場合、全体のノードが概ね20%以上となったタイミングに限り、
安定版(Stable)へ最終的なレビューが行われるため、
一部の安定版(Stable)のネットワークにおいては、安定版候補とスケジュールされる場合がございます。
■Organization単位ではなく、ネットワーク単位でスケジュール。
自動ファームウェアアップグレードは、ネットアーク単位でスケジュールされるため
Organization内の全てのネットワークが、同様の日にスケジュールされない場合もございます。
■デバイスが1つも登録されていないネットワーク。
ネットワークにデバイスが1つも登録されていない場合は、1~2週間後のスケジュールで設定されることはなく、即時で設定される場合がございます。
■新たなファームウェアのリリース直後にスケジュールされるわけではない。
新たなファームウェアがリリースされた直後、すぐに自動ファームウェアアップグレードがスケジュールはされません。
セキュリティーや、Uptime、互換性等の要因によって、自動ファームウェアアップグレードの設定されるまで、数週間かかる場合がございます。
■自動ファームウェアアップグレードを無効化することはできない
Merakiでは、安定したサービスを提供するために自動ファームウェアアップグレードを実施しており、
設定されているスケジュールを管理者が延期することはできますが、完全に無効化することはできません。
※参考URL
[Best Practices for Meraki Firmware]
https://documentation.meraki.com/Architectures_and_Best_Practices/Cisco_Meraki_Best_Practice_Design/...