本記事では自動ファームウェアアップグレードについてご紹介させていただきます。
■自動ファームウェアアップグレードとは?
Merakiでは安定したサービスを提供するために、Firmware Upgradeのスケジュールを登録する場合がございます。
MerakiによるFirmware Upgradeのスケジュールは、スケジュールされている日より1~2週間前には管理者へメール及びDasboardのバナーより通知されるようになります。
またMerakiより設定されたスケジュールは、都合に応じて延期することも可能です。
■通知メールサンプル
件名:Scheduled maintenance for network "test - appliance" in organization My Home NW
本文:以下の添付をご参照ください。
また自動ファームウェアアップグレードにつきましては、以下のいくつかの特徴がございます。
■現在ネットワークのFirmwareタイプに応じた自動スケジュール。
現在ネットワークで設定しているファームウェアのタイプ(安定版、安定版候補、Beta)に応じて、スケジュールされるファームウェアも異なります。
例えば、現在ネットワークのファームウェアが安定版(Stable)が設定されている場合には、
新たな安定版(Stable)バージョンがリリースされる場合に限り、安定版(Stable)のファームウェアがスケジュールされるようになります。
※ただ、安定版候補の場合、全体のノードが概ね20%以上となったタイミングに限り、
安定版(Stable)へ最終的なレビューが行われるため、
一部の安定版(Stable)のネットワークにおいては、安定版候補とスケジュールされる場合がございます。
■Organization単位ではなく、ネットワーク単位でスケジュール。
自動ファームウェアアップグレードは、ネットアーク単位でスケジュールされるため
Organization内の全てのネットワークが、同様の日にスケジュールされない場合もございます。
■デバイスが1つも登録されていないネットワーク。
ネットワークにデバイスが1つも登録されていない場合は、1~2週間後のスケジュールで設定されることはなく、即時で設定される場合がございます。
■新たなファームウェアのリリース直後にスケジュールされるわけではない。
新たなファームウェアがリリースされた直後、すぐに自動ファームウェアアップグレードがスケジュールはされません。
セキュリティーや、Uptime、互換性等の要因によって、自動ファームウェアアップグレードの設定されるまで、数週間かかる場合がございます。
■自動ファームウェアアップグレードを無効化することはできない
Merakiでは、安定したサービスを提供するために自動ファームウェアアップグレードを実施しており、
設定されているスケジュールを管理者が延期することはできますが、完全に無効化することはできません。
※参考URL
[Best Practices for Meraki Firmware]
https://documentation.meraki.com/Architectures_and_Best_Practices/Cisco_Meraki_Best_Practice_Design/...