例えば、弊社サポートにお問い合わせ頂く内容として、以下の様な内容がよく見受けられます。
' MR しか登録していないのに、MS やMX に関するファームウェアアップグレードの通知が来た '
本記事では、登録していない機器に関するファームウェアアップグレードが発生してしまう原因について、
紹介させて頂きます。
// 原因 //
ネットワークを作成する際に、ネットワークの種類をCombined (統合ネットワーク) として
作成している事が原因として考えられます。
既に作成したネットワークの種類を確認するためには、以下の箇所で確認する事が可能となります。
オーガナイゼーション> 概要> 対象ネットワークを検索> 'ネットワークの種類'
Combined ネットワークは、一つのネットワーク配下で複数の機器(MR/MX/MS 等) を管理する事が可能となっており、
何も機器を登録していない場合、複数のネットワークが表示されます。
このネットワークに何らかの機器を登録すると、機器が登録されているネットワークのみが表示され、
機器が登録されていないネットワークは非表示となります。(* ネットワークは削除されている訳ではないです。)
- 何も機器を登録していない場合
- AP を登録した場合
一方、ファームウェアアップグレードのページで確認をすると、非表示になったMR 以外のネットワークは
存在する事が確認でき、登録していない機器のネットワークに対しても、自動アップグレードが実行される動作となります。
// 回避策 //
実際に機器を登録していなければ、アップグレードが実行されても、特に影響はないのですが、
通知等が煩わしい場合、不要なネットワークの種類を削除して頂く必要がございます。
1. オーガナイゼーション> 概要> 対象ネットワークを検索
2. 対象ネットワークにチェックを入れ、'ネットワークの分離' をクリック
3. '分割' をクリックし、それぞれの種類のネットワークが作成された事を確認
4. 不要な種類のネットワーク(今回はMR 以外) にチェックを入れ、削除
5. 機器を登録しているネットワークのみが表示される事を確認
// 参考URL //
Combined Dashboard Networks