IOS XE 17.15.3のファームウェアリリースにより、MerakiダッシュボードでのCatalystスイッチの管理方法が強化され、スイッチ管理の柔軟性が向上します。
お客様は、Cloud Operating Mode(クラウド動作モード)とHybrid Operating Mode(ハイブリッド動作モード)の2つの動作モードのいずれかでCatalystスイッチをMerakiダッシュボードで管理できます。詳細は、こちらのリンクをご確認ください。
Hybrid Operating Modeは、クラウドモニタリングを進化させた新しい動作モードとなり、CLIの読み取りおよび書き込み(Read & Write)が可能となりました。そのため、Merakiダッシュボード1つだけで、スイッチの管理が可能となります。
📝動作モードの比較表
Cloud Operating Mode | Hybrid Operating Mode |
ダッシュボードで管理 | 柔軟性のある管理 |
ダッシュボードで設定変更 | Cloud CLI ターミナルで設定変更が可能 |
設定はクラウドに保存され、スイッチに同期 | クラウドバックアップにより、設定はデバイスにローカルに保存 |
CLI 読み取り専用のみ | CLI 読み取りおよび書き込みが可能 |
サポートされるCatalyst シリーズ スイッチ 9200L 9300、9300L、9300X MS390 クラウド動作モードの完全なサポート対象モデルのリストは、こちらを参照ください。 | サポートされるCatalyst シリーズ スイッチ 9200、9200L、9200CX 9300、9300L、9300X
ハイブリッド動作モードのサポートされているモデルリストは、こちらを参照ください。 |
それぞれのファームウェアバージョンは、「オーガナイゼーション」→「ファームウェアアップグレード」からご確認ください。
Cloud CLI for Cloud-native IOS XEの利用は、「新機能を試す」から有効化をお願いします。

◆ ファームウェアダウングレードの制限について
Cloud-native IOS XEからCSファームウェアへのダウングレードは、現在ダッシュボード上では制限されているため、ダウングレードの実施は不可となります。
◆ クラウドモニタリングの終了について(EOL)
クラウドモニタリングは、「Cloud Native IOS XE Hybrid Operating Mode」となるため、2026年1月31日までに移行が必要となります。
詳細は、こちらのドキュメントからご確認ください。
現在 クラウドモニタリング 経由でダッシュボードに接続されているスイッチは、ハイブリッド モードを有効にする前にダッシュボード ネットワークから削除する必要があります。こちらのドキュメントから移行方法についてご確認ください。
移行方法などに関してご質問がある場合は、Meraki テクニカルサポートまで問い合わせください。
📖参考ドキュメント