従来のパケットキャプチャは手動で工数がかかりますが、インテリジェントキャプチャを活用しますと、リモートで効率的にパケットキャプチャが可能になります。主な機能としては、手動キャプチャ、プロアクティブPCAP、保存されたキャプチャの閲覧です。
ダッシュボード内の「ネットワーク全体」から「インテリジェントキャプチャ」から活用を始めることができます。
機能を始める前に:
- インテリジェントキャプチャは、MR30以上のモデルで利用が可能です。
- プロアクティブなPCAPの有効化は、MR 31.1.3以上で、Wi-Fi 6/6eまたはそれ以降のアクセスポイントモデル*を使用ください。
- 手動パケットキャプチャ(新規キャプチャ)は、MR 27以上で、Wi-Fi 5/6/6eまたはそれ以降のアクセスポイントモデル*をサポートしています。
* Meraki MR45/55は除きます。
インテリジェントキャプチャの内容:
以前からワイヤレスインターフェースからもキャプチャを取得できましたが、MR受信のみとなっていました。しかし、新機能によりMRの送受信パケットキャプチャが取得可能になりました。
*Txキャプチャ(送信のパケット)は、Wi-Fi6以降のMRのみ可能です。
クラウドへの保存が可能となり、手動キャプチャとプロアクティブPCAPの両方に対応しています。
パケットキャプチャのタイムスタンプ、失敗したクライアント、および失敗の詳細が表示されます。
AP、タグ、デバイスごとに有効化できます。クライアント接続やローミングの失敗の際に、自動的にパケットキャプチャを生成します。
自動キャプチャは、クライアントのアソシエーションや認証の失敗に限定されます。
*プロアクティブPCAPの有効化は、MR Advanced ライセンスが必要です。ファームウェアや機器の条件があるため、こちらのリンクから詳細(英語)をご確認ください。
参考画像:
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インテリジェントキャプチャの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。
また、MSでもインテリジェントキャプチャが利用可能でございます。
こちらは、ダッシュボード内の「オーガナイゼーション」から「新機能を試す」から有効化が可能です。
下記のYouTube動画(英語)から、MSのインテリジェントキャプチャの説明をご覧いただけます。
ぜひ、こちらの機能をご活用ください。