Cisco Merakiでの「WPA3 192ビットセキュリティー」動作に関して

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Cisco Merakiでの「WPA3 192ビットセキュリティー」動作に関して

Cisco Meraki(ダッシュボード)の無線暗号化設定において、

WPA3 192ビットセキュリティー」を指定し

無線PCにて通信確認を実施したところ、

WPA3 192ビット接続が出来ない事象が発生しております。

※暗号化設定を「WPA3のみ」にすれば問題なく動作する事は確認済みになります。

 

Merakiクラウド上の設定値及び、無線PCNIC情報関係は

添付ファイルの通りとなります。

 

以上の設定内容より、考えられる問題点や「WPA3 192ビットセキュリティー」を利用する際の

必要条件(ハードウェア条件/ソフトウェア条件)などありましたらご教示いただく事は可能でございます。

 

また、「WPA3 192ビットセキュリティー」を利用する際の注意点や

利用する際の考えられるナレッジ等ありましたらご教示頂ければと思います。

 

 

WPA3設定.png

 

 

ワイアレスPCのNIC情報

Microsoft Windows [Version 10.0.26100.2605]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users>netsh wlan show drivers

インターフェイス名: Wi-Fi

ドライバー : Intel(R) Wi-Fi 6E AX211 160MHz
ベンダー : Intel Corporation
プロバイダー : Intel
日付 : 2024/05/17
バージョン : 23.60.0.10
INF ファイル : oem204.inf
種類 : ネイティブ Wi-Fi ドライバー
サポートされる無線の種類 : 802.11b 802.11g 802.11n 802.11a 802.11ac 802.11ax
FIPS 140 モードのサポート : あり
802.11w 管理フレーム保護をサポートする: はい
ホストされたネットワークのサポート: いいえ

 

インフラストラクチャ モードでサポートされる認証と暗号:
 オープン なし
 オープン WEP-40bit
 オープン WEP-104bit
 オープン WEP
 WPA-エンタープライズ TKIP
 WPA-エンタープライズ CCMP
 WPA-パーソナル TKIP
 WPA-パーソナル CCMP
 WPA2-エンタープライズ TKIP
 WPA2-エンタープライズ CCMP
 WPA2-パーソナル TKIP
 WPA2-パーソナル CCMP
 オープン 定義されるベンダー
 WPA3-パーソナル CCMP
 定義されるベンダー 定義されるベンダー
 WPA3-エンタープライズ 192 ビット GCMP 256
 OWE CCMP
 WPA3 - エンタープライズ CCMP
 WPA3 - エンタープライズ TKIP

 

サポートされているバンドの数: 3
 2.4 GHz [ 0 MHz - 0 MHz]
 5 GHz [ 0 MHz - 0 MHz]
 6 GHz [ 0 MHz - 0 MHz]

 

IHV サービスの表示 : はい
IHV アダプター OUI : [00 00 00]、種類: [00]
IHV 拡張性 DLL パス : C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository\netwtw6e.inf_amd64_759414b77f05ef68\IntelIHVRouter14.dll
IHV UI 拡張性 ClSID : {00000000-0000-0000-0000-000000000000}
IHV 診断 CLSID : {00000000-0000-0000-0000-000000000000}
サポートされるワイヤレス ディスプレイ: はい (グラフィック ドライバー: はい、Wi-Fi ドライバー: はい)

 

1 Reply 1
MyHomeNWLab
A model citizen

まず最近の事情を鑑みると、Wi-Fi 6E (6GHz)を利用したい場合は WPA3 や 802.11w が必須になります。
その都合上、特に「古い端末」や「特殊な端末 (例:ハンディ ターミナル)」の場合は必須要件を満たせない可能性が出てきます。

 

一般的に、
・情報システム部門が制御可能な「社内端末」
・情報システム部門が制御できない「ゲストWi-Fi」
に大別されると思いますが、「ゲストWi-Fi」用途であればユーザーがどのような端末を持ち出すか分からないため、
サービス提供にあたり利用規約で絞ったり、あくまでもベスト エフォートでの提供といった条件付けが必要になるかもしれません。
極端な例ですが、昔のゲーム機であるPSPでゲストWi-FiにWPA2で接続しようとして、内蔵ブラウザを使おうとするかもしれません。

 

「社内端末」であれば、端末種別, 無線LANチップ, ドライバーなどを把握して
事前に十分にテストできれば、接続互換性の問題を潰していくチャンスがあると存じます。


また「WPA3 Transition Mode」で接続されようとして接続できなくて、
「WPA3 Only (WPA3のみ」にしての動作を確認されたのかもしれませんが、
WPA3 Transition Modeは互換性を維持する側面があるものの、
古い端末は(互換性重視とはいえ新しい規格の)WPA3 Transition Modeの動きを想定してない可能性があるので問題が出るかもしれません。


それらを踏まえまして設計の観点では、下記のような案が考えうるかと存じます。あくまでも一例です。
・執務用の端末は6GHzをメインに利用してセキュリティを確保するためにWPA3 OnlyのSSID
・社内端末で接続互換性に問題が出た際に暫定対処策となるWPA2 OnlyのSSID
・ゲストWi-Fiは端末種別が想定できないのでWPA1 and WPA2のSSID

 

各社 (各メーカー)が互換性の維持を務めているかと存じますが、

どうしても何かしらの課題は残ってしまう可能性があるので、それらを吸収できるような設計にしていくしかないかなと存じます。

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