企業向けの無線LAN導入の観点だと、「製品仕様としての最大数」より「無線LANデザインとしての接続台数」を気にされた方が良いかと思います。
例えば「1台の無線APに端末が50台ほど接続する設計」と仮定した場合、
1台の無線APが障害でダウンすれば、他の無線APにその50台分が押し寄せてきます。
周囲に自身を含めて無線APが3台しかない場合は、残りの2台で等分しても+25台ほどを捌く必要が出てきてしまいます。
よって、仕様的に許容する接続台数が多くても、無線LANデザイン的には好ましくない状況が考えられます。
そのため、多くても30台程度で見積もっておいた方が良いかと存じます。
接続台数を少なく見積もりすぎて無線APが多くなっても、
それはそれで無線AP同士で電波干渉が発生しやすくなるのでカバレッジのチューニングが必要です。
ちなみにMerakiのドキュメント上では無線APあたりの端末接続数が30台を超えると高密度環境に分類されます。
高密度Wi-Fi導入 - Cisco Meraki Documentation
https://documentation.meraki.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/Architectures_and_Best_Practices/%E9%AB...
> 高密度Wi-Fiは、大規模展開のための設計計画です。この計画では、小規模のスペース内で多数のクライアントがアクセス ポイント(AP)に接続することが予想される場合に、広範囲にわたる接続性をクライアントに提供します。30台を超えるクライアントが1台のAPに接続する場合、その場所は高密度環境に分類できます。